1日1つだけでいい、新しいことを積み重ねると大きな成果になる

税理士 平林夕佳

会社を辞める、独立開業する…。大きな変化は難しく躊躇しますが、小さい変化は簡単にです。毎日1つ、新しいことや小さな変化の積み重ねが大きな成果に繋がります。

英語が得意な友人から譲り受けました。

1日1つ新しい変化を取り入れる。積み重なると大きな成果になる

株式会社オンデーズ(owndays)の田中修治社長。

倒産しかかったメガネ製造販売の株式会社オンデーズの筆頭株主になり、代表取締役に就任した方です。

倒産しかかったメガネ屋さんを買い取るのですから、大企業を渡り歩いた猛者かと思いきや、まだ若い方です。

ウィキペディアによると、「10代の頃から企業再生案件を中心に事業を拡大」と紹介されているので、この時から手広く事業に携わっていたのでしょう。

2年前には「破天荒フェニックス」という本を出版されています。

田中修治社長の「破天荒フェニックス」には失敗談も書かれています。

巨額の借金を抱えたオンデーズ買収では、「おしゃれに、新しいコンセプトでメガネを売り出せば、うまくいく」くらいに考えていたようです。

田中修治社長はこれでうまく行くと予想していましたが、ものの見事に失敗に終わります。

経営者が書いた経営本を読むと、成功体験や「こうすれば成功する」という話が書かれていることが多いのですが、失敗こそ学ぶことがたくさんあります。

失敗談が書かれた本こそ、参考にすべきでしょう。

朝の通勤電車で、毎日違う車両に乗る

借金まみれの会社を買収した株式会社オンデーズの田中修治社長。

YouTubeでホリエモンとの対談がアップされていて、「毎日新しい変化を1つ取り入れる」とおっしゃっています。

「昼飯のメニューすら変えられないやつに、会社は変えられない!」少し衝撃的なサムネイルですが(笑)。

「大きな成果は小さな変化の積み重ね、まずは小さい変化を取り入れてみる」

という内容でした。

右足から靴を履く人は、毎日右足から靴を履き、同じ車両の電車に乗って同じ席に座り、ランチは同じ店の同じメニューを食べて行動が定型化している。

その定型化したパターンを一つ崩すことを毎日やってみるということでした。

言われてみれば私の税理士試験受験生時代は大原簿記学校に通い、週2日の講義では同じ席で受講していました。

受講生の座席は決まってませんが、周りを見るといつも同じ席に皆さん座ってます。

違う席に座るのは、席から見える景色が変わるため、何となく落ち着かないからだと思います。

しかし、田中修治社長とホリエモンは、この「安定した環境こそが、変化を受け入れられない体質を作っている」ということを伝えてます。

大きな成果を出したいなら、毎日新しいことを1つ取り入れてみる

「会社を辞めて起業したいけど、失敗した時のことを考えると踏み出せません」

という方、その考えは普通でもっともだと思います。

しかし、会社を辞めて起業するということは大きな変化だと田中修治社長は言っています。

その大きな変化に慣れるために、まずは通勤で違う車両に乗ってみる、ランチで普段行かない店に行く、普段食べないメニューを食べてみるということをお勧めしてます。

小さな変化を試すことで、新しい発見や好奇心が湧いてきます。

その好奇心の積み重ねが、新しい発想や大きな成果につながることでしょう。

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