「ほうれんそう」、経営者こそ重要なコミュニケーション手段

税理士 平林夕佳

自分の専門外の仕事だったり、会社を閉じる時に同業者へお客様を紹介することがあります。紹介を受けたその後が大切です。

ハロウィン、日本では違った意味で文化になりつつあります。

自営業者は、お互いに仕事を紹介し合っている

自分の専門外の仕事で問い合わせがあったとき、専門家を紹介します。

税理士業ですと、他士業の方や金融機関の方、不動産関係の方から税金に絡む質問を受けることがあり、そこから申告が必要な場合に自然とご依頼を受けることがあります。

逆に、私から他の専門家を紹介することがあるので、士業間ではお互いに独立した存在ですが、部署が違うだけで1つの会社のような関係になっています。

社内なら、部下は上司に業務報告をしている

同じ会社の社内だと、部下は上司に対して日々業務の進捗度などを報告していると思います。

新規の見込み客にコンタクトした結果の反応だったり、契約が取れたかどうか、はたまたトラブルになってしまったらそれこそすぐに上司に報告をします。

新入社員で入社した時に受けた新入社員研修で「ほうれんそうを意識しましょう」と講師に言われました。

ほうれんそうとは、ほう=報告、れん=連絡、そう=相談です。頭の文字を取って「ほうれんそう」です。

自分が一番下っ端の時は、この「ほうれんそう」の重要性を理解していませんでした。

しかし、自分が人に仕事を教える立場になった時に、この「ほうれんそう」の大切さがよくわかりました。

士業は独立した存在ですが、仕事の紹介を受けたら結果を連絡する

士業間はお互い独立した存在、上司と部下の関係ではないとは言っても、仕事の紹介を受けたら契約に至ったか至らなかったかの結果は、紹介者は知っておきたいという人が多いようです。

私の場合、契約に至ったか至らなかったかを知っておきたいという理由は、次に誰かを紹介する時に、ミスマッチが防げるからです。

さらに重要な点は、契約に至ったか至らなかったかに関わらず、ご紹介で真っ先に自分を選んでくれた方への感謝の気持ちから、お礼の意味でご連絡を差し上げることです。

仕事を紹介する立場の人は、自分とつながりのある大切な人を紹介するため、お礼が言えない人、挨拶ができない人には自分の友人やお客様を紹介したいとは思わないはずです。

独立開業している専門家の方から、「仕事を紹介しても、その後、音沙汰無しの人がいて、どうなったのか気になる」という話を耳にすることがあります。

士業間はお互い独立した存在で、上司と部下の関係ではありませんが、専門外の仕事を補う関係の強力なパートナーです。

お互いに「ほうれんそう」は忘れないようにしましょう。

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