文末に「また会いましょう」とは書かない理由

by 税理士 平林夕佳

文末にあいさつ文を添えることの意味

メール文末のあいさつ文で、ビジネスメールなら「引続き宜しくお願いします」の定型文を使用します。

では、プライベートのメールでは、どんな言葉を書くと良いでしょうか。

学生さんなら、「じゃあね」、「またね」、「おつかれー」、「また明日」でしょうか。

これら文末のあいさつは、会話の区切りとして使われるあいさつ文です。そのため、会話の区切りを相手に知らせるマナーとして、文末にあいさつを添えます。

その文末のあいさつ文ですが、皆さんは意識してあいさつ文を選んでいるのでしょうか。

親しい人や、会わない人からの「また会いましょう」は気にならない

「また会いましょう」という表現は、一見すると前向きで、別れ際の挨拶として一般的に使われます。

それこそ、文脈や関係性によっては言葉どおりの意味になる一方、社交辞令のあいさつとして使われることもあります。

たとえば、親しい人のメールの文末に「また会いましょう」と書いてあったら、言葉どおりに受け取ります。

親しい人なので、予定は無くても言葉どおり「また会う」からです。

一方で、名刺交換しただけの人から受け取るメールにも、「また会いましょう」と書いてあります。これは明らかに社交辞令のあいさつ、と判断します。

つまり、言っておけば角が立たない、でも本心ではそこまで会いたいと思っていない時にも使われます。

また会いそうな人からの「また会いましょう」

同じ趣味の友達など、連絡は取るが会う機会が少ない人、そのレベルの人が、知り合いの中で一番多いと思います。

そのような間柄の人からの「また会いましょう」は、少し気になります。

つまり、近くもなければ遠くもない間柄の人から言われる「また会いましょう」は、社交辞令と解釈できるからです。

もっとも、趣味が共通しているだけの人から社交辞令を言われたところで、本来なら嫌な気分になる必要はありません。

しかし、趣味を通して知り合った友達はかけがえのない存在。損得勘定なく付き合える仲間は、なかなか出会うことができません。

そのため、友達関係が続くように、要らぬ心配や嫌な気分にさせないようなあいさつ文を考えるようにしてます。

では、共通の趣味で知り合った趣味友達など、近くはないけど遠くもない距離感の人へ、私が意識して書くあいさつ文をご紹介します。

また会いそうな人への例文

同じ趣味の友達など、近くはないけど遠くもない人へのあいさつ文で、私が心掛けている言い回しを紹介します。

趣味のイベントが予定されているときは、「〇〇でお会いできるのを楽しみにしてます」。

「〇〇でお会いしましょう」だと、会うことを決めつけ、相手に対して拘束しているような窮屈感を与えます。

そのため「お会いできるのを楽しみにしてます」と書くことにしてます。

そして、イベント等の予定は無いものの、また連絡を取りたい人には「また、ご連絡します」。

「また、連絡ください」だと、言われた人はプレッシャーを感じると思います。

「お会いできるのを(自分が)楽しみにしている」、「また、(自分から)連絡します」のように、自分からアクションするあいさつ文だと、相手にプレッシャーを与えず、かつ、前向きなあいさつ文になるのではないでしょうか。

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