SNSはあなたの履歴書、もしくはそれ以上に価値がある。

税理士 平林夕佳

お化粧した履歴書より、SNSに本来のあなたを見ることができます。

 

採用担当者は履歴書だけでなく、SNSをチェックする

税理士試験の受験生時代、夜間の社会人向けの講座に大学4年生の学生さんがいました。

大手企業の最終面接まで進んだのに、SNSを採用担当者にチェックされて、

最終面接で落とされたという、同級生の話題になりました。

大手企業の最終面接に進んだ嬉しさのあまり、

会社名を出して「〇〇社の最終面接まで進みました」と

その同級生がSNSにアップしてしまったようです。

新卒の採用については、経団連の「採用活動に関する指針」により

企業が自主的に守るルールとして、会社説明会の解禁日などが決められています。

企業が自主的に守るルールとされていますが、水面下では駆け引きが行われているのでしょう。

「〇〇社の最終面接」と、伏せておきたい情報をSNSにアップする行為は、

社外秘を漏らす可能性がある人物として

採用担当者に映ったのではないでしょうか。

今やSNSは履歴書と同じ、採用担当者にはチェックされていると思いましょう。

SNSは発信ツール、プラスの面を利用する

Facebookは知合いの人間関係の繋がりが中心、

Instagramは興味のあることと使い分けられているため、

あなたの人間関係やお人柄が、SNSを見るとある程度わかります。

人間関係やお人柄は、履歴書から想像することはできません。

採用担当者にチェックされるのが怖いから、SNSのアカウントは

削除しようという判断になるかもしれません。

しかし、採用担当者にチェックされることを想定して、

逆にSNSを利用してみたらどうでしょうか。

ボランティア活動をしていたり、

履歴書に書ききれない特技などアピールできる分野があれば、

逆に良い印象を採用担当者に与えることができます。

画面の向こうに採用担当者がいることを想定して、SNSをアップしてみましょう。

つまり、SNSを味方に付けて、丁寧に使うのです。

SNSのフォロワー数は、信用の数値でもある

SNSのフォロワー数は、既に財産的な価値があるものになっています。

フォロワー数が多ければ、SNSで収益化できるだけでなく信用にも繋がります。

2021年4月にニューヨークに拠点を移した渡辺直美さんが、

千原ジュニアさんとの対談で

「芸人やってますと言っても自称芸人はいっぱいいる、

だけど、インスタのフォロワー数が940万人と言うと、OKと言われる」と話してます。

(千原ジュニアTouTube 『ニューヨークに行く渡辺直美にプレゼント』 8分10秒~)

インスタのフォロワー数が、信用の数値にもなっているのですね。

信用の数値といえば、LINEが個人に対して貸付を行うというニュースがありました。

信用のスコアをAIで測定して、きちんと返済してくれる人かどうかをAIで判断するようです。

もはやSNSは単なるコミュニケーションツールではなく、

アカウントは財産であり信用を表すものですから、

丁寧に扱い、育てて、自分の武器にするといいですね。

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