土地の財産評価で必要な資料、区役所だけでなく都庁や建設事務所まで

税理士 平林夕佳

土地の財産評価で必要な資料は、区役所で揃うことが多いのですが、都庁や建設事務所まで行くことがあります。

 

土地の相続税評価額には、評価減を適用させる

相続税(又は贈与税)の申告で土地の
相続税評価額を算出する際、
路線価地域では路線価×面積(㎡)で算出します。

路線価×面積で計算した金額に
評価減を適用することで、
相続税を計算する基になる金額を
下げることができます。

土地の相続税評価額を下げるために
土地の間口や奥行を測り、
奥行価格補正率表 」から補正率を
算出して土地の評価減を適用させます。

土地の間口や奥行は、測量図に三角スケールを用いて測ることができます。

余談ですが、三角スケールをお持ちでない税理士の方は「土地家屋調査士用」を購入してください。

↑おすすめは、「シンワ 三角スケール 土地家屋調査士用」です。

ポケットに入る大きさなので、実地調査の時にも必ず携行します。

「建築士用」の三角スケールだと、1/500、1/600の縮尺が無いので公図に不向きです。

★★

土地の間口や奥行などは、巻尺やレーザー計測器を用いて測ります。

↑コーナンオリジナルの巻尺。
お手頃価格の上、テープが丈夫で高速で巻取りできます。
お勧めですが、現在、Amazonでは在庫切れのようです。

 

↑Bosch のレーザー計測器。
安い物から高い物までありますが、
消耗品かつ屋外で使うことを考えると、これがお勧めです。

赤外線のレーザーがどこにあたっているのか確認するための「のぞき窓」が付いているため
赤外線をターゲットに当てやすいのがおすすめです。

★★

土地を測量したところで、図面と土地の計測だけでは算定できない評価減があります。

土地の図面や現況調査だけでは判断できない評価減を適用させるために

役所での調査を実施します。

区役所で調査する土地や道路の情報

区役所で調べるのは、主に用途地域と道路幅、都市計画道路についてです。

区役所に行かなくても、ネットで調べられる情報もありますが、

まだネットにアップされていない情報がありますし、

窓口の職員の方に直接質問したいこともあるため

区役所まで出向くようにしています。

区役所だけではなく、建設事務所や都庁での調査

調べたい情報は、区役所でほとんど調べることができますが

土地に沿った道路が都道だと、建設事務所で調べることになります。

さらに建築計画概要書は都庁に保管されている物件もあります。

今回、都道沿いの土地の調査をするため、新小岩駅にある第五建設事務所へ行きました。

★★

新小岩駅周辺に住んでいる知り合いが何人かいるので、住みやすそうな町のイメージがあります。

新小岩駅の北口に、大学がありました。

駅から近くて、通学には便利な場所です。

 

第五建設事務所で道路の境界と道路幅を調べた後、

新小岩駅周辺をしばらく散策してみました。

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