自信がある商品やサービスなら、「押し」た方が良い

税理士 平林夕佳

自信を持っている商品やサービスなら、少し強く押してもらえば買ったのに(契約したのに)ということがありました。

 

選択肢があると、迷って選べない

パソコンの調子が悪くなってきたので、壊れる前に買っておこうとビックカメラに行きました。

いつも買うパソコンは決めているので、先月から売り場を見て回っていました。

そうしたら、新型コロナウィルスの影響で、部品の調達や組み立てに予定が立っておらず、納品まで半年先になるということです。

事務所のパソコンは、突然、壊れた時のことを想定して2台は必ず置いておくようにしています。

なので、半年後の納品で全く問題無いのですが、販売員の方が

「この商品が良ければ、同じスペックの既製品があるので、こちらにした方が…」と勧めてきます。

納期が半年も先になると、途中で生産がキャンセルされる可能性があるため受注しないようにしているということでした。

同じスペックなら既製品でもいいかなと思ったのですが、販売員の方が似たような既製品のパソコンを2つ勧めてくるので、2時間ほど迷ってしまいました。

結果として選べなくなってしまい、買わないで売り場を後にしてしまいました。

弱い押しは、背中を押してもらったと思える

AとBのパソコンの、それぞれのメリットとデメリットを聞くと、メリットとデメリットが表裏一体だったため、選べなくなってしまったのです。

パソコン購入を見送り、パソコンコーナーから離れてPCアクセサリのコーナーへ行きました。

近くにいたビックカメラの社員の方が、「もうパソコンって買ったのですか?」と話し掛けてきたので、悩んでしまい購入を見送ったことを伝えると、

「クリスマスまでキャンペーンで安くなってるのがあるんですよ。」と、とりあえず見てみることになりました。

値段もスペックも、悩んで見送ったパソコンとほとんど変わりありませんでした。

しかしビックカメラの社員の方に紹介してもらった商品は、10分で購入を決めてしまいました。

その社員の方がイケメンだったから(笑)?いえいえ、違います。

その社員の方は、どちらかと言うと目立たない、おとなしい感じの方でしたが、何より私に勧めるパソコンに自信を持っていたことです。

自信があれば、押して勧めるくらいがちょうど良い

ビックカメラの社員の方は、自分でパソコンを作るほどパソコンが好きということを話していたせいかもしれませんが、

「このパソコンは自信を持ってお勧めできる。」という言葉で購入を決めたのだと思います。

最初にパソコン売り場で担当して下さった方は、選択肢が多い方が良いと思って2つの商品を紹介してくれたのかもしれません。

しかし、選択肢が増えるほど選ぶのが難しくなってしまう上、お店の方の「押し」もありませんでした。

2人目の販売員の方は、パソコンを1点しか紹介していないということと、「自信を持ってお勧めできる」という「押し」が良かったのだと思います。

販売員の押しが強いと「買わされる」という心理になってしまい逆効果ですが、

弱い押し、自信を持って勧めることができる押しだと、背中を押してもらえるようで、逆に嬉しいものだと思いました。

押しは強ければ良いという訳では無く、あくまでも背中を押すような心地良い押しを、お客さんは求めているのかもしれませんね。

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