その情報、本当なの?フェイクニュースに引っ掛からないために

税理士 平林夕佳

トランプ大統領がアメリカ合衆国の大統領になってから、「フェイクニュース」という言葉を初めて知りました。

 

アメリカ合衆国の大統領選挙、日本人の視点から

アメリカ合衆国の大統領選挙の投票が11月3日に行われました。

前回の大統領選では、ヒラリー・クリントン氏が圧倒的に有利と報道されていましたが、

選挙直前に、クリントン氏の私用メール問題がスキャンダルされて、トランプ氏が大統領に当選しました。

アメリカ合衆国の大統領は世界でも注目されていますが、誰が大統領に就任するかで日米関係の戦略も変わってくるでしょう。

4年前の大統領選でも、日本の記者が多数アメリカへ渡り、連日選挙報道をしていましたが、

トランプ大統領は何と「泡沫候補」と言われていました。

お金持ちだから売名目的もあって、興味本位で出馬しているのだろうと。

しかし4年前の大統領選は、事前の予想を覆す結果となりました。

今年の大統領選でも「バイデン氏が有利と言われているけど、実はトランプ大統領が再選するのではないか?」と、噂されていました。

日本の安倍元総理大臣とトランプ大統領が良好な関係だったせいか、日本ではトランプ大統領の再選を期待していた人が多かったのでしょうか。

バイデン氏(民主党)は、息子が親中だから日本に不利だとか、日本ではよく報道されていたように思います。

報道する人の期待通りの内容になってない?

報道ではバイデン氏有利だけど、蓋を開けるとトランプ大統領が再選するのではないかというニュースを多く耳にしました。

ところがどっこい、蓋を開けてみたら事前の予想通り、バイデン氏の勝利がほぼ確実となりました。

日本ではバイデン氏の当選確実にショックを受けたのか、それとも事前の予想通りの結果に寄せたいからか

「トランプ大統領が、選挙の不正を理由に訴訟を起こすだろう」と報道されました。

そうなれば、さらに選挙が長引くかもしれないとか、

訴訟の結果によっては選挙がやり直しになり、トランプ大統領が再選する可能性もある

などと報道されました。

しかし、アメリカでの報道を見ると、選挙は不正どころか、コロナ禍にあっても

選挙管理の大きな失敗は認められていないと、2020年11月6日(選挙から3日後)にウォールストリートジャーナルが報道しています。

 

↑ The Wall Street Journal “The 2020 Election Meltdown That Didn’t Happen, Even Amid the Covid Pandemic“, Nov. 6, 2020.

11月6日ですと、日本のニュース番組では「トランプ大統領が選挙管理の不正を訴える可能性がある」などと報道されていましたよ?

しかし、不正を訴えると日本で報道されているトランプ大統領、選挙が終わった直後からゴルフに行ってます。

日本では、トランプ大統領再選の期待が入った報道になっているように思いました。

常に疑いの目を持つ。情報を鵜呑みにしない

入ってくる情報の入り口が1つだと、その1つだけを信じてしまいがちです。

間違った情報を捨てるために、情報の入り口を複数持つことをお勧めします。

情報の入り口ですが、英語ができる方なら英語のニュースを読むと良いでしょう。

日本で報道されていることと、アメリカで報道されていることが、同じニュースでも違った視点で報道されていることがあります。

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