東京オリンピックが残したもの。相手に対する敬意を日本人は意識したのではないか

税理士 平林夕佳

東京オリンピックが昨日、2021年8月8日に閉会式を迎えました。

写真は「ぱくたそ」より。

東京オリンピックには、何の期待もしていなかった

東京オリンピックが無事閉会式を迎えました。

各種関係者の突然の辞任に始まり、関係者の突然の解任でニュースで大騒ぎになったのも、まだ最近の出来事です。

無事開催してほしいと願ってはいましたが、日本での開催に対しては「暑い日本にわざわざオリンピックを誘致する必要はあるか?」と思っていたため、

誘致活動に対しては否定的な目で見ていました。

2019年春にオリンピック観戦チケットの応募が開始し、観戦チケットの応募をした人が周りにちらほら見受けられましたが、私は申込みしませんでした。

それほど東京オリンピックに関心がありませんでしたし、今さらオリンピックを東京で開催したところで、日本で劇的な経済効果は期待できないでしょう。

経済効果が見込めないのなら、オリンピック開催を東京に誘致したところで期待できる効果はほとんど無いに等しいと思って傍観していました。

人を差別してはいけない、誰にでも平等に人権がある

今年(2021年)の始め、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の委員長が女性蔑視発言により辞任しました。

その直後、オリンピック開会式の責任者が女性芸人をブタの衣装で開会式に登場させる案を出し、女性蔑視ではないかと批判の末辞任しました。

これで終われば良かったのですが、東京オリンピックまであと1か月を切ったタイミングで、障害者いじめを自慢した過去があるミュージシャンや、ホロコーストをお笑いのネタに使ったディレクター、そして視覚障害者を笑いのネタにした作品に出演した過去がある芸能人の方が辞任や解任されました。

本来なら、そういった方は選ばれるべきではありませんが、選ばれてしまったということは、その当時の日本は人権に関して意識が低かったということではないでしょうか。

これから海外で仕事をしようと考えている方は、海外では人権についてどのように考えられているのかが理解できたと思います。

日本は先進国の中でも人権に対する意識が低いという結果が出てますので、女性や子供、ハンディキャップを負った人、人種に対する考え方を見直すきっかけになったのではないでしょうか。

弱者に対する人権だけではない、相手に対する敬意を持つことの大切さ

今回の東京オリンピックでは、開会式の前に日本人の人権に対する意識があぶり出されて良かった面もあったと思っていたところ、

最後に「金メダルをかむ」市長の事件がありました。

この件で、金メダルをかまれた選手の所属先のトヨタが社長名で抗議文を出しました。

抗議文には「…アスリートへの敬意や賞賛、…が感じられず、大変残念…」と書かれています。

今回の東京オリンピックをきっかけに、弱者に対する人権や相手に対する敬意が意識できたなら、東京オリンピックで得るものが国民にもあったのではないでしょうか。

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