若い時しかできない旅行、年を取ってからでもできる旅行。

税理士 平林夕佳

体力を使う旅行は、若いうちしかできません。ゆったりした旅行は、年を取ってからでもできる旅行です。

↑ポーランドのKrakowから80Kmほど南、スロバキアとの国境付近にあるZakopaneで撮影（2003年8月）

事前準備の段階で体力を使い果たす旅行のスタイル

旅行と一口に言っても、旅のスタイルは様々です。

キャンプ、エンターテイメント消費、街歩きなど、体力勝負の旅行がある一方で、

温泉、クルーズなど、リラクゼーションを目的とした旅行があります。

私の場合、スキーの大会観戦や、
コンサートを見るたの海外旅行なので、
「エンターテイメント消費」がメインです。

エンターテイメント消費というと、
サッカースタジアム、テニスコート、
野球場など都市部に集中していて
アクセスが楽なイメージですが、

スキーの大会は、会場が山奥にあるため、
日本から2日掛けて行くこともあります。

長時間の移動だけでも体力を使いますが、

競技を観戦する時でさえ、

・寒さや疲れによる体力の消耗
・スリに気を付ける
・発煙筒やタバコの火に注意する

など、体力だけでなく神経も使います。

また出発までの事前準備にも、時間と体力を使います。

海外の山奥のいなかに行くのに、

・宿の手配
・空港から現地までの交通の手配

で、何ヶ月か前から寝不足になるわけです。

毎回、準備をしながら

疲れるし、興味と体力が無くなったらやめる

という言葉が頭によぎります。

若いうちに体力を使う旅行をしておこう

海外の山奥に何日も掛けて行く旅行に、
70歳、80歳になってから行けるか、
というと自信がありません。

ところで、学生の頃から
インドに行きたいとは
思っていたものの、
後回しにしていました。

しかし、インドの暑さは過酷で
年を取ったら行けなくなるから
体力のあるうちに行っておいた方がいい、
という話も聞きます。

そうだとすると、
インドに旅行できるのは、
体力がある時だけに限られます。

日本と違う文化や国民性の国に行き、
実際に見てくることは、
その後の人生にも影響があります。

思い立ったが吉日、
鉄は熱いうちに打て。

海外で目にした経験が、
後に人生の宝になるので

興味と体力が無くなる前に、旅行に行っておく

ことをお勧めします。
（※今はコロナで難しいのですが。）

体力を使わない旅行は、年を取ってからでもできる。

体力があるうちに旅行した方が
いいからといって、

年を取ってからでもできる旅行を
優先させる必要は無いと思います。

クルーズや温泉旅行などは
体力を使わなくてもできます。

リラクゼーションや時間消費型の旅行は
体力勝負の旅行では無いため
後回しでも遅くありません。

むしろ、お金と時間に余裕が出る
年になるまで、時間消費型の旅行は
取っておいても良いかと思います。

★★★

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