それオンラインでいけますよ、と提案する
税理士 平林夕佳
対面で打ち合わせするまでもなく、オンラインでほとんど解決するようになりました。
2021年開催でも「TOKYO2020」のロゴが決まった東京オリンピック。
対面の必要性がないか検討する
何年か前に作成した公正証書遺言の内容を変更したいと、お2人から依頼がありました。
1人は都内の公証役場、もう1人は私の事務所から遠い公証役場で作成していました。
まずは公正証書遺言の書換えについて、公証役場に連絡をしました。
都内の公証役場は、変更箇所などの事前の準備はメールで連絡を取り、遺言書の書換をする当日に遺言者と立会人を連れて公証役場に来てくださいという指示でした。
もう1人の方の公証役場は、私の事務所から遠方にあります。しかし、その公証役場からの指示は、いったん私が対面で公証人と打ち合わせをし、遺言書を書換える当日に立会人を含めてもう一度公証役場に来てくださいという指示でした。つまり私は2回、公証役場に出向くことになります。
今回は2件とも、近年作成したばかりの遺言書の書換でしたが、都内の公証役場はメールで打ち合わせ、もう1件の遠方の公証役場は対面で打ち合わせを指示されました。
都内の公証役場は対面の必要が無いとおっしゃっていたので、遠方の公証役場に打合せはメールと電話で可能ではないかと提案してみました。
対面の必要性がなければオンラインを提案する
遠方の公証役場に、対面でないといけないのか、また私の事務所が遠方にあるため1回の訪問でお願いしたい旨を伝えました。一応、県をまたいでの移動は「自粛期間中」ですので。
そうしたら、以前作成した公正証書遺言に、修正箇所を記入して送ってくださいと指示されました。対面での打合せで何をするかというと、その修正箇所を確認するだけだったようです。
そして修正箇所を記入した公正証書遺言を「FAXで送る」ように指示されたのですが、FAXよりメールで送った方が文字が明瞭ですし、なによりFAXはあまり好きではありません。
メールでいいか聞いてみたところ、メールでも受付けるということでした。言ってみるものです。
話を聞いていると、どうやらパソコンが苦手のため相手にも対面での打合せをお願いしているようでした。
自分自身が、オンラインの時代に対応する
コロナウィルスの感染者数を集計するのに、保健所から役所への連絡手段がFAXだったと報道されました。そのため手作業で集計していたので集計数が間違えていたということが後に判明しています。
手書き、対面の良さもありますが、オンラインの良さもたくさんあります。対面・FAX・電話を指定されたら、対面に代えてオンラインで済むことを提案するようにしてます。
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