ACジャパンのCMでザワつく業界

税理士 平林夕佳

2011年3月に東北地方を襲った東日本大震災の後、初めて見たACジャパンのCM。それから9年経ち2020年3月頃からまたACジャパンのCMが放送されるようになりました。

 

ビックカメラ赤坂見附駅店で量り売りの焼酎が販売されていました。空のペットボトルも販売されています。

 

ACジャパンはどんな組織なのか

ACジャパンとは、公益社団法人で、広告主となる一般企業や放送業界、新聞業界、広告業界など広告を取り扱う企業が正会員となり構成されている組織です。正会員の他、賛助会員、個人会員として会員になることができます(Wikipedia『ACジャパン』 より)。

つまり、ACジャパンは広告CMを放送する企業とCMを放送する放送業界で構成された法人です。

ACジャパン自体は公益社団法人のため会員からの会費収入で運営されています。

2011年3月、東日本大震災の後に放送されたACジャパンのCM

東日本大震災の後、日本に自粛ムードが漂いました。東北地方で人々が被災し、苦労しているので、被害が少なかった地域の人たちは楽しいことは自粛しましょうという雰囲気でした。

そのような世間の風潮で、旅行やレジャー、食事など、楽しいことを連想させるCMも自粛するようになりました。「東北地方が大変なのに、楽しそうなCMを流すな」と、クレームが付いたのでしょうか。

本来CMを流す企業がCMを自粛をしたことにより、テレビ放送の合間に流すCMの枠に空きが出てしまいました。そのためACジャパンが自身の法人のCMを放送し、空いた枠を埋めたという経緯です。

ここまで端的にまとめると、CMの枠が空いてしまったときに、その枠を埋めるためにACジャパンのCMが放送されるということです。

ACジャパンのCMを見るとわかりますが、商品のCMでもなければ、メッセージ性があるものが放送されているというわけではありません。ちなみに思想をCMで放送することは禁止されていますので、単純に社名のみのCMに留めています。

新型コロナウィルスの影響とACジャパンのCMの関係

現在、新型コロナウィルス感染拡大により外出自粛が要請されています。

政府の外出自粛要請で、飲食店をはじめとした幅広い産業で経済的な打撃を受けました。

遊びに出掛けたいけど、外出自粛要請が出ているため行きたくても行けない状況です。今、外出自粛要請を受けて閉店している産業はCMを流しても客が来ないので、無駄なCM放送をしないことになります。その空いたCMの枠にを埋めるためにACジャパンが放送されているのです。

ということは、目に見えて打撃を受けている飲食店などの他、広告業も新型コロナウィルスの影響を受けていることがわかります。

広告業はテレビCMだけに限りません。YouTube、アフィリエイト、Google AdSenseなど、ネットの広告で収入を得ている人にもネット広告が減ったために収入に影響を受けているようです。

新型コロナウィルスが騒がれる前は、Google、Facebookなどネットの広告収入で莫大な利益を上げていた企業が時代の先端を走っていましたが、2020年はどうやら儲かる業界の潮目が変わる年になると思っています。

 

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