言われるうちが華、経営者こそ裸の王様になってはいけない
税理士 平林夕佳
言われるうちが華といいますが、年とともに言ってくれる人が少なくなります。裸の王様にならないようにしましょう。
言われるうちが華
「言われるうちが華」と、新卒で就職した会社の先輩に言われました。
ただの嫌味とか、新人いじめ、と受け取れる嫌がらせもありましたので、言われたことの全てが金言とは言えないとは思いますが。
しかし、尊敬する上司、仕事ができる上司からの一言は、仕事を進めていく上で役に立つことがたくさんあります。
そして今でも心に残っていたり、何かを判断する時に思い出すこともあります。
最近、私に金言を言ってくる人がいない…
独立開業する前は、税理士法人に勤務していたので、上司や代表から仕事の進め方などアドバイスを受けることがありました。
前の職場を退職してから4年経ちますが、そういえばこの4年間、私に何かアドバイス的なことを言ってきた人はいません。
嫌味とか、嫌がらせはたくさん言われます。
しかし、仕事のアドバイスを言ってくれる人は、めっきり減りました。
当たり前ですが、雇われている身なら上司がいるので上司が気になったことを言ってくれるでしょう。
新卒で入社した新入社員なら、自分以外の人は全員、自分より年上の先輩ですから、仕事のことでアドバイスを受ける量はたくさんあります。
それこそ、毎日のように先輩社員からお言葉を頂くことがあったと思いますが、
入社して10年、20年と経過すると、途端に誰からも何も言われなくなってしまいます。
経営者こそ、人の意見を何でも聞く覚悟が必要
人から何も言われなくなった。それは自分が成長したからだと思うと大間違いです。
周りは思っていても、何も言えない人になってしまったのです。
特に、経営者であれば、社内で意見を言ってくる人はいないと思います。
自分に意見を言ってくる人がいない環境ですと、常に自分は正しいと勘違いすることがあります。
中小零細企業の経営者が判断を間違えても、誰も何も言えずに会社が傾いてしまうことはたくさんあります。
中小零細企業の経営者こそ、「私に反対意見を言ってくる人がいなくて良いな」と思ってはいけません。
ここぞという時に、意見を言ってもらえる存在になることが大切です。
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