セールスマンが持ってくる商品、その商品のデメリットを質問してますか？

税理士平林夕佳

セールスマンが持ってきた商品、良い話しか聞こえてこないのですが、デメリットは質問してますか？

ノンアルコールビールは、当たり前ですが、消費税が8%でした。

その商品は、どういう欠点があるの？

税理士開業した年は、いろんなセールスの方から電話や訪問がありました。

税理士登録すると日本税理士会連合会に名簿登録されるので、事務所の所在地と電話番号、FAX番号が名簿に記載されます。

開業当初はたくさんのセールスマンから電話や訪問があり、中でも会計ソフトは事務所に無くてはならないもののため、主要な会計ベンダーからダイレクトメールや訪問が、たくさんありました。

知り合いの士業は、「セールスの人が来て話を聞くと、いいなと思ってしまい、いろいろ買った」という方もいました。

自分で「カモられるタイプ」だと言ってたので、セールスマンにとっては良いお客さんです。

セールスマンの話を聞いて、納得してお金を出しているのなら良いのですが、商品のマイナス面や途中で解約したい時にどうなるかなど、聞いてから契約をしてますか？

自分でも「カモられるタイプだ」と思っている人は、もっと慎重に商品を選ぶ方がいいかもしれません。

セールスマンが話す商品の特徴、メリットを聞いていると、ますますその商品に引き込まれてしまいます。

金額と商品を比べて納得したらお金を払ったり契約しますが、その前にその商品のデメリットは聞いてますか？

基本的にセールスマンは商品のメリットを中心に話をします。

嘘を付いている訳では無いので、違法な販売ではありません。

しかし、最後の最後に「じゃあ、途中で解約した時にどうなってしまうのか？」とか、商品なら耐久性、消耗品の購入頻度などです。

掘り下げて聞いてみると「やっぱり、良い面ばかりじゃないんですね。」となることがたくさんあります。

セールスマンも、質問されれば隠さずに答えてくださいます。

そのため、購入・契約前は、たくさん質問しましょう。

特に不動産を買う、生命保険に入る、長期のリース契約を結ぶなど、大きい買い物や長期間にわたる契約を結ぶときは、その場で即決しない方がいいのではないかと思っています。

良い面しかない商品など無い、と思っています。

逆に、デメリットの無い商品でしたら、セールスマンがいなくても勝手に売れるのではないでしょうか。

世の中デメリットが無いものなど存在しないので、セールスマンが商品説明をして販売しているのでしょう。

私は100円ショップが好きで、そこで販売しているものは「はずれても100円だから諦めが付く」と割り切って買ってます。

しかし、大きい買い物は、とても慎重に選ぶ方です。

メリットとデメリット、両方納得して契約すれば、後で後悔することもありません。

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