持続化給付金、申請会場が設置されました
税理士 平林夕佳
持続化給付金は原則ネットで申請します。しかし、申請の方法が不明な方のために、持続化給付金申請会場が設置されました。
持続化給付金とは
持続化給付金とは、個人事業者や中小企業で
・コロナウィルス感染拡大の影響を受け、前年同月比の売上高が50%以上、減少した事業者。
・2019年中までに開業していること
・今後も事業を継続すること
が、持続化給付金の申請要件となっている給付金です。
持続化給付金の申請に必要な書類
必要書類については、以下の6つ(法人は5つ)が必要です。インターネットで申請する場合は、すべてPDFにデータ化して申請ページからアップロードします。
1.2019年(度)の確定申告書類。収受印の押印を確認します。電子申告している人はメール詳細(4.)を用意する。
2.対象月の売上台帳等(2020年度の対象月の売上台帳)。
3.銀行通帳。銀行名・支店番号・支店名・口座種別・口座番号・口座名義人が確認できるもの。
4.e-Taxで電子申告している人は、「メール詳細」。
5.メールアドレス。申請の仮登録をする際、必要です。
【個人事業者のみ】
6.本人確認書類(運転免許証、個人番号カード等)
申請に必要な書類の具体例と、インターネットで申請する方法は、ブログ記事 ( 持続化給付金200万円(個人事業100万円)の申請方法と必要書類 )に詳細をアップしてありますのでご参照ください。
持続化給付金の申請会場
持続化給付金の申請は、コロナウィルスの感染拡大を防止するためインターネットで申請するのが原則です。しかし、ITに弱い方や、申請の方法が不明な方のために、申請会場が設置されました。
都内ですと、千代田区、港区、大田区、府中市、八王子市に設置されています(2020年5月15日 現在) 経済産業省,『申請サポート会場 』のページ内にある、開催場所一覧 (PDF)参照。
23区内ですと、新橋駅、内幸町駅(都営三田線)、蒲田駅(JR京浜東北線、東急多摩川線・池上線)の近くに設置されました。
持続化給付金の申請会場は、予約が必要
申請会場に出向く場合は事前に予約が必要ですので、書類を揃えてから予約しましょう。
持続化給付金のサイト『申請サポート会場のご利用にあたって』からネット予約もできますが、電話による予約も受付けています。
会場にはコピー機は用意されていないため、必要書類はすべてコピーしてから行きましょう。コピー機はコンビニにあります。
予約をしたら、「申請補助シート」を記入します。申請会場に行く際に申請補助シートを持参します。持続化給付金のサイト「②申請補助シートをご持参ください」では、中小法人と個人事業者の2種類の申請補助シート記入例がアップされています。
【中小法人の申請補助シート記入例】
↑法人税申告書の別表1を用意し、記入例を参考に記入しましょう。
【個人事業者の申請補助シート記入例】
↑所得税確定申告書の第1表を用意し、記入例を参考に記入しましょう。
持続化給付金、申請会場を利用する場合の手順
1. 申請補助シートを記入。中小法人は法人税別表1、個人事業者は所得税確定申告書第1表を見て書く。
2. 申請書類をコピーして用意する。※申請会場にコピー機はありません。コンビニにあります。
2. 申請会場の予約をする。開催場所一覧 (PDF)で会場を確認し、ネットもしくは電話で予約。
3. いざ会場へ。会場へは1人で行き、マスク着用を忘れずに。
4. 感染拡大を防止するため、ボールペンの共用は行っておりません。ボールペンを持参しましょう。
最後に。持続化給付金のサイトも急速に整っております。先月、国会で急に決定したのにこのスピードは、経済産業省ほか各省庁も本当に頑張っていると思います(ひょっとして、家に帰れていないのかもしれません)。慣れないためイライラしてしまうこともあると思いますが、対応してくださる職員の方々には感謝です。
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