「自分さえ良ければいい」では、誰からも相手にされず生きていけない

税理士平林夕佳

自分さえ良ければいい人。それじゃ誰からも相手にされないし生きていけないです。

トウガラシの植木。真っ赤な丸い形の実がカワイかったです。

コロナ禍であらわになった人の本性「自分さえ良ければいい」

新型コロナウィルスの感染拡大前から、少しずつ気になってました。

「自分さえ良ければいい」ひと。

特にコロナで行動が制限され、家の中にいる時間が長くなったからでしょうか。

スーパーで怒鳴っているオトナを見掛けることが多くなりました。

近くに行って耳を澄まして聞いてると、必ずしも店側が悪いとは限らないような…。

まぁ、我慢できないオトナ、感情のままに爆発してしまうオトナが増えたのでしょうね。

過度なストレスを排除して、ストレスを溜め込まないようにしよう、ストレスは老化や早死にをする原因と言われているため、生きていくための防衛本能から感情のままに爆発してしまうのです。

しかし、ストレスを溜めてはいけないからと言って、自己主張が間違った方向に向かっているのではないかと思うことがあります。

それは飛行機の機内で起こったようです。

ニュースサイトで見出しを見たときは、客室乗務員がマスク着用拒否の男性を飛行機から降ろしたと書かれていて、「飛行機に乗る時に、マスクを着けなかっただけで客を降ろすのか。」という批判めいたコメントがありましたが、

実際にその飛行機に乗り合わせた方のブログを読むと、マスク着用を拒否したことが原因ではなく、飛行機内で大声を出す、飛行中に客室乗務員の指示に従わないなど、空の安全を阻害する行為を繰り返したことが原因だったようです。

飛行機に乗り合わせた方のブログや、Youtubeにアップされた動画を見た感想は…

「旅行に行った帰りに遭遇された方は、楽しい気分が台無しで災難だったな」です。

個人の自由や権利を主張しましょうと、最近になってようやく「個」を尊重しよう、人と違うのは個性だという考え方が浸透してきました。

この意見には全面的に賛成です。

人と違うことがコンプレックスになると、堂々と人前に出ることができなかったり、自分の考えを人に伝えるのも躊躇してしまいますよね。

しかし、個性や人と違うことを主張するのではなく、ルールを守らずに自分が思ったことを主張するのは、ただの自分さえ良ければいい人になってしまいます。

自分さえ良ければいい人は、相手の気持ちなど考えず、自分が主張したいことを言いたい放題でストレスが無い生活を送れると思います。しかし、ピンチの時に誰からも助けてもらえません。

自分さえ良ければいいんだ、社会のルールより個人の権利や自由を主張することが大事だと思っていたら、まず、社会のルールの下に個人の自由や権利があることを思い出してみましょう。

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