できないんじゃなくて、それは「面倒くさいだけ」と言う
税理士 平林夕佳
SNSだけでなく、ソフトウェアや機械類。新しいものの操作ができないのではなく、覚えるのが面倒くさいだけ。
毎年、数えきれないほどの新しいものが出てくる
去年は新型コロナウィルスの影響で、リアルな対面は避けてリモートで仕事することを半ば強制されました。
そういえば10年前に「Skype」を使ったきり、アカウントがそのまま放置されていたことを思い出しました。
Skypeを知ったきっかけは、故郷に電話する時に「無料で海外に電話することができる」と、知り合いの外国人の間で有名だったからです。
無料で電話できるということで、とりあえずSkypeをダウンロードして1回だけ使ってみました。
海外にいる友人とSkypeでつながった時は感動したものの、ソフトウェアをインストールし、友達のアカウントを探して登録する作業が面倒で、10年間放置していました。
10年前に比べて操作が簡単になったとは言え、新しいソフトウエアやアプリが次々に出てきて、操作方法を覚えるだけで面倒になってしまいます。
つい「機械類は苦手なんです」とか、「覚えが悪くなってきたから」と言いたくなります。
しかし、「できない」とは言っていられない状況のため強制的に取り掛かってみると、自分にもできることがわかります。
できないと思っているものは、実際には「面倒くさいからやりたくない」だけだったというのが、新型コロナをきっかけにして気付いたことです。
ほとんどのことは、面倒くさいからやらないだけ
今まで便利な方法を取り入れなくても生きてこれたし、今さら新しいものを取り入れるより従来のアナログなやり方で十分だという方もいるでしょう。
・メールの使い方を覚えるくらいなら電話
・オンライン会議を覚えるなら対面
・インターネット検索より辞書
・ワードより手書き
・エクセルより電卓
電話・対面・辞書・手書き・電卓も簡単に操作できますが、新しいものが広まった理由は、時間が効率化できる上にやり取りの記録が残るというところです。
時間が効率化できる上に記録が残せれば、新しいものを取り入れた方が返って楽になります。
ただし、新しいことを覚えて身に付けるためには、新しいことを覚える面倒くささを乗り越える必要があります。
ワクワクして好奇心を持つ
新しいことを始めるのは面倒くさいと思ってしまったら、とりあえず目の前にある最初の1工程に取り掛かるようにしています。
新しいソフトをインストールしたら使い方を覚えなくちゃいけない、うまく動かなかった場合どうしたらいいのだろうと、先のことを考え過ぎて二の足を踏んでしまうこともあります。
最初の一歩を踏み出すのが苦手なだけという人もいるので、とりあえず最初の1工程に取り掛かってしまいます。
目の前にある最初の1工程目だけでも取り掛かると、次にどんな展開になるのかワクワクしてくるからです。
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