ビジネスメールの挨拶の省略、年賀状は出さないのが今風か
税理士 平林夕佳
ビジネスメールでも、冒頭の挨拶を省略する方を見掛けるようになりました。
LINEやSMS(ショートメッセージサービス)には、冒頭挨拶を書かない
とある会計ベンダーの営業さんと連絡を取った時のことです。
・〇〇様
・お世話になっております
を書かずに、毎回要件から書き出す方でした。
新卒で入社した会社で、1日に何度も電話で話をする取引先の方と、電話が繋がるたびに「お世話になっております」を繰り返すのは、おかしなことだと思っておりましたし、効率的ではないとも思っていましたが、
ここは自分で判断して省略してはいけないのだろうと思い、疑問に思いつつ「お世話になっております」を言ってました。
この「お世話になっております」を、毎回言わなくてはならないのかどうかは、疑問に感じている方が多いのではないかと思います。
件の会計ベンダーの営業さんは、社内ではどんどん出世されたようなので、かなり仕事ができる方だと伺いました。
常識に捕らわれず、自分からおかしな常識を変えても周りから文句を言われない方なのかと思います。
この営業さんと関わるようになって、確かにこの方は仕事ができる方だなぁと、見ていて思うことがたくさんありました。
しかし最近は、仕事ができるかできないかに関わらず、「お世話になっております」を省略して要件から始まるメールを多く受けるようになったと実感します。
冒頭の挨拶を省略される方は、ベンチャー系やITツールに抵抗の無い方に多いような気がします。
ITツールに抵抗の無い方に多いのは、LINEやSMS(ショートメッセージサービス)の普及に関りがあるのではないでしょうか。
特にSMSの場合、送信できる文字数に制限があったので、その文字数に収まるように用件を伝えるには「お疲れ様です」「お世話になっております」「、」「。」を省略せざるを得なくなります。
そのため、情報の共有にITを利用する方に、「お世話になっております」を省略する傾向にあるのではないかと思いました。
年賀状の書き納めをするのは、高齢者だけではない
年賀状をいつから書くのを止めるかという話題も、最近、多くなってきたのかと思います。
年賀状を書かない人は、元々年賀状を書く習慣が無いという方でしたが、
最近では「昔は年賀状を書いていたけど、ある時点から年賀状を書くのを止める」という方を見掛けるようになりました。
それもLINEやSNS(ソーシャルネットワークサービス)の発達に原因があるように思います。
今まで年賀状を書いていたのに、ある年から年賀状を書き納めする方法についても、ネットで検索すると出てきます。
私も2年前から年賀状を書くのを止めました。
メールやSNSを使っていない方なら、1年に1回のご挨拶をするきっかけに年賀状は大きな役目を果たすでしょう。
しかし、普段からメールやSNSで連絡を取っている方に年賀状を送る意味はあるのだろうか、と思います。
冒頭の挨拶を省略したり、年賀状を書くか書かないか
私の場合は、まだ相手に合わせて「お世話になっております」を書くか書かないか決めています。
相手がメールの冒頭に「お世話になっております」を必ず書く方なら、私も書くというように合わせています。
冒頭に定型の挨拶があるかどうかで、メールを開いた最初に違和感を感じてしまうと、本題の内容が入ってこないことが考えられるからです。
ビジネスマナーはその時代に合わせて変化しますが、相手に違和感を与えないことがマナーなのではないかと思います。
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