家を買う、長期の住宅ローンを組むか組まないか
税理士 平林夕佳
前回は「家を買った方がいいのか、買わない方がいいのか」ブログで書きました。家を買うことにして、長期の住宅ローンを組むか組まないかを検討します。
東京駅にある東京ステーションギャラリーで開催予定。看板見て行きたくなりました。
家を買う、まず住宅ローンについて説明される
家を買うのに預貯金をおろして現金買いするという人は、おそらく少数派だと思います。
一般的には、住宅ローンを紹介されて、月々の返済可能な額から返済期間をシミュレーションするのだと思います。
実際に家を買ったことはありませんが、リーマンショックが噂され始めた2008年8月、老後に備えて家を買おうと思い、モデルルームに行った時に契約までの流れを経験しました。
家の購入にあたり、営業の担当者から説明を聞いて検討した結果、購入契約は見送りましたが、
家を買うために年収から住宅ローンの限度額を算定し、月々の返済可能額から返済期間を提案されたと思います。
住宅ローン、長期で組むデメリット
住宅ローンが長期になるデメリットとしては、住宅ローンの返済に縛られた生活になってしまうことです。
また、家を手放すことになったとして、家の売却代金が購入代金より下がってしまった場合、住宅ローンの残債が残ってしまう可能性があることです。
上記のように長期の住宅ローンのデメリットは、「住宅ローンの返済に縛られた生活」と、「返済途中で売った時に、住宅ローンの残債が残ってしまう可能性がある」ことです。
家を途中で買替えるタイミングは、家族構成が変わった時です。
となると、結婚してすぐに家を買ったとしても、家を買替える可能性が残ります。
家を買替える可能性があるのなら、売却時に高い値段で売れる場所を調査し、うまくインフレになった時代に売れるように、事前の準備やタイミングが重要になります。
住宅ローン、長期で組むメリット
住宅ローンはデメリットだけではなく、メリットもあります。
一番のメリットは、購入代金を持っていなくても住宅ローンを組むことで、住みたい家にすぐに住めることです。
もう一つのメリットは、政府が目標としている毎年2%のインフレが達成できれば、家を売却したいと思った時に購入代金より売却代金の方が高くなっている可能性があります。
住宅ローンは、個人の状況で異なるものの、最長35年で組むことができます。
今と35年後を比べた時に、日本経済が成長を続けて目標インフレ率を達成していれば、住宅ローンを組んで買った方が得になります。
しかし、何十年も先の将来を予測することは困難です。
1年前でさえ、新型コロナウィルスの影響がここまで長引くとは思ってもいませんでした。
結論として、家は必要性があったり、自分でカスタマイズした家に住みたいというこだわりがあるなら、長期の住宅ローンで家を購入しても良いのではないかと思います。
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