「困った」と言ってもらうために、質問される力を身に付ける
税理士 平林夕佳
「トラブルが発生しても報告してこない人がいるんですよ」、その気持ちもわかりますが、
トラブルやわからないことがあった時に質問してもらえるように、上司も質問され力を身に付けよう。
左側のすべり台は波打ってて楽しそうです。
仕事でトラブルが発生したら、一人で抱え込まない
「仕事でトラブルが発生したり、
わからないことがあったら
すぐに声を掛けてください」
会社に入社して、出勤初日に配属先の
上司から必ず言われる言葉です。
上司が仕事に集中している時に
声を掛けるのは悪いと思いますが、
不明点を自分なりの解釈で進めてしまうと
返って被害が広がってしまうことがあります。
そうならないために、上司としては
わからないことにぶつかったら、
すぐに声を掛けてもらった方が
被害が少ないのです。
会計事務所に勤めていた時、新しい職員が
入ってくると私が仕事の教育係にされる
ことがありましたが、新入社員には仕事を
教える前に必ず「わからない事があったら
遠慮しないで『すぐに』必ず声を
掛けてください。」って言ってました。
仕事に集中している時でも、
声を掛けてくれた方がありがたいのです。
「わからないこと」って、どういうことかわからない
「わからないことがあったら、すぐ
聞いて下さいね」と伝えて、
本当にすぐに質問して下さる方も
いれば、
わからないことがあっても、質問せず、
突き進んでしまい、後でトラブル発生が
明るみになる方もいました。
後でトラブルが明るみになると
予定が全て狂ってしまいます。
税理士業は、提出期限や締め切りがある
仕事ですので、予定通りに進まないこと
こそが恐怖です。(私がチキン野郎な
だけでしょうか?)
わからないことがあった時に質問して
もらえるように、上司は知恵を絞らないと
いけません。
「わからないこと」というのが、
どういう時なのかがわからない
ということがあるのです。
抽象的な話ではなく、具体的な例示を出す
私の経験談ですが、件の
「わからないことがあっても質問せず、
突き進んでしまう人」は、わからないこと
を「わからないこと」として理解して
おらず、自分で考えて出た答えが
正解だと思っていたようです。
そのため「〇〇が出てきたら、
いったん仕事をストップして
声を掛けてください。」と
具体的な例を示して、これが出てきたら
話しかけて下さいと伝えました。
説明したことが出てきたら、
自分で解決できそうだと思っても
とりあえず話しかけてもらう、というルールに
してからは、質問してもらえるようになりました。
上司の「質問され力」によって
仕事のスピードに違いが出るかもしれません。
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