セルフブランディングで選ばれる人になる

税理士 平林夕佳

これからは士業もセルフブランディングが欠かせない。

 

 

セルフブランディングで選ばれる人になる

私が税理士業界に入った頃は、「e-Taxによる電子申告を、まず税理士事務所から始めましょう」ということで、

働めていた事務所がある所轄税務署長が、わざわざ事務所までご挨拶に来たことがありました。

その時に勤めていた事務所は、所長と職員を併せて5人にも満たない個人事務所でしたが

その日は朝から「税務署長がe-Taxの説明に来る!」と、所長がそわそわしていたのを覚えてます。

当時はその事務所でも、「パソコン会計」を導入して5年くらいだったと思います。

そのため「e-Taxって何だ?」とか、

「メールの送り方もよくわからないから、e-Taxは無理」という雰囲気が事務所内に漂っていました。

このような感じで、ホームページやITから遠いところにいた事務所でしたが、

それなりに顧問先を抱えていて、どうやって顧問先の数を増やしたのか聞いたところ

「全てご紹介で顧問先が増えていった」と、所長がおっしゃっていました。

十数年前ですと、まだ個人事務所でホームページを開いているところは少なかったでしょうし、

税理士事務所の仕事は、紹介が中心だったと思います。

しかし今や、ホームページは会社案内と同じ役目があり、ホームページが無い会社だと、

「本当に存在する会社なのか、怪しい」と思われてしまうようです。

当税理士事務所も開業してからの2年間はホームページが無かったのですが、実際にご紹介を受ける時に

「ホームページを検索したけど出てこなくて、本当に事務所があるのか心配になりました。」

と言われたことがあります。

ホームページやブログを利用して、会社や個人を宣伝することは、今や必須だと言えます。

しかし、星の数ほどあるホームページから「わたし」を選んでいただくために、

他と差別化しなくてはなりません。

その方法の一つが「セルフブランティング」だと思っています。

セルフブランディングとは

セルフブランディングとは、その名のとおり、自分自身をブランド化することです。

一言で税理士です、と言っても得意分野というのがあるので、

・どの税目が得意なのか
・扱っている業種は何か
・税理士としての経験
・経歴

などが、自分の強みを生かしたブランド戦略になると思います。

実務の面だけではなく、見た目や雰囲気もセルフブランディングには必要です。

・雰囲気
・話し方
・表情
・聞き方
・ライフスタイル
・考え方

など、その人ならではの個性を生かした「キャラ」も重要な要素です。

SNSで宣伝する

私が税理士事務所で勤務し始めた頃ですと、ホームページが少なかったため

ホームページを作っておけば、必要な人が検索して見つけてくれましたが、

たくさんある中から選んでもらえるように、発信が重要になってきました。

ホームページを作ってセルフブランディングに力を入れても、宣伝しなければなりません。

広く使われているツールは、

・Facebook
・Twitter
・Instagram

あたりでしょうか。

これらのSNSは、タイムラインにどんどん流れて行ってしまうので、常に発信し続けることが必要です。

税理士は、目の前の仕事をもくもくとこなしていくだけではなく、個性を磨いて発信していくことも重要だと思いました。

ところで今回、セルフブランディングの先生から、Zoomを利用して話を伺ったのですが

常に笑顔ではっきりとした話し方、とても印象が良かったです。

何から手を付けていいのかわからないので、とりあえず先生の真似をしてみます。

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