一人社長がコロナウィルスに気を付けなくてはならない理由

税理士 平林夕佳

最近、コロナウィルスのニュースが減ってきたことと、経済を回さなくてはならないという思いから、コロナウィルス感染拡大前の生活に世間は戻りつつあります。

 

 

4月の緊急事態宣言から半年、お店や外に人出が戻りつつある

4月の緊急事態宣言発出時には、「夏になればコロナウィルスの感染拡大は落ち着くだろう」と言われていましたが、東京都が発表する日々の新規感染者数は未だに減少しておりません。

そんな中、10月から東京都を目的とした旅行や、東京都民に対してGo To トラベルキャンペーンが適用対象とされたので、ますます人の往来が活発になることと思います。

東京から地方への旅行に限らず、都内では通勤による混雑を感じるようになりました。

帰宅時にはサラリーマンの町を経由して帰宅しますが、居酒屋では会社帰りに一杯ひっかけてから帰るサラリーマンを多く見掛けるようになりました。

野球場や劇場では観客数の緩和が定められましたし、人々の生活は、コロナウィルス感染拡大前の日常に戻りつつあるようです。

コロナウィルスを抑えなくてはならない一方で、若い人は重症化しにくいということがわかってきたので、政府としては経済を回しながら感染拡大を抑えるという「ウィズコロナ」へ舵を切ったのではないかと思います。

一人税理士事務所の私の場合、コロナウィルスに罹ったらどうなるか

世間はウィズコロナへ舵を切り始めたように見えますが、現段階で私がコロナウィルスに感染した場合を考えてみます。

私は税理士事務所を経営してますが、一人で切り盛りしている事務所で事務員さんを雇っていません。

仮に私がコロナウィルスに感染したとなると、発熱等の症状が出なければ2週間の自宅待機、症状が出れば2週間程度の入院となるのでしょう。

症状が出ずに2週間の自宅待機でしたら、その間は事務処理をこなせば良いのですが、外部と契約をしている相談業務などで穴を開ける訳にはいかない仕事が入っている日もあります。

とは言っても、致し方ない理由で欠席せざるを得ない場合は、仕方がないとは思います。しかし契約の時に「休まないで決まった日に行けます」と言ってたのに穴を開けるとなると、自分としてはどうかなと考えてしまうのですね。

一人社長、一人事務所の税理士としてコロナに向き合う場合

世間では「ウィズコロナ」「経済を回そう」という雰囲気になりつつありますが、大勢集まり大声での会話が想定される会食は控えています。

基準ですが、私の感覚では6人以下での会食なら参加することにしています。

そして店内のBGMの音量が大きい店は避けるようにしてます。人と会話する時に少人数で集まったとしても、声が大きくなってしまうからです。

私を含めた一人税理士や、一人社長の経営者は、「仕事で代えがいない」ということを意識して日常を過ごすようにしましょう。

コロナウィルスに罹ると、現状では2週間程度の自宅待機又は入院となってしまうため、仕事に与える影響を第一に考えて行動してます。

誤解を与えないために付け加えますが、コロナウィルスに対して過剰に恐怖を感じているのではなく、あくまでも「仕事に穴を開けないため」です。

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