あそびは不要不急?
税理士 平林夕佳
あそびは不要不急?身近にあるあそびが、重要な役割を演じています。
不要不急の判断基準は、生きていくために必要かどうか
2020年の春ごろから、新型コロナウィルスをきっかけとして、それまで聞き慣れない言葉を頻繁に耳にするようになりました。その言葉の一つに不要不急があります。
不要不急の外出はお控えください
不要不急というと、旅行やレジャーでしょうか。
スーパーに行く=生活必需品を買いに行く
ことですから、スーパーに行くことは不要不急の外出には当てはまらないでしょう。
2020年4月、初めて緊急事態宣言が発出された頃は、生きるために必要な外出かどうかが、不要不急の判断になっていました。
生きるためとは、衣・食・住を満足するかどうかで判断し、生きるための定義には、文化や教養、人と人をつなぐコミュニケーションといったワードは排除されているように思います。
つまり、文化や教養、コミュニケーションは、時としてあそびや好奇心から身に付きますが、これらの活動については、不要不急とされていたと思います。
あそびが無かったら危ない。車のハンドルやブレーキ
ところで、ハンドルやブレーキには必ずあそびがあります。
車のブレーキを踏む際、ブレーキの踏み始めからブレーキが利く位置まで、数センチのあそびがあります。
ほんのわずかな空間ですが、あそびと呼ばれているブレーキが利かない空間がどの車にも必ずあります。
車の運転免許を取る時の講習で、あそびについて説明がありました。
ハンドルを切る時、少しハンドルを動かしただけでは車はブレない、ブレーキを踏むときも、少し踏んだだけでは車は止まらない、それはあそびがあるから。
あそびを無くした方が、効果的にハンドルやブレーキが利くのかと思ったところ、逆にあそびがあるために安全運転ができるようです。
人間にもあそびが必要
車のハンドルやブレーキには、必ずあそびがあるように、人間にもあそびが必要だと思います。
遊ぶことや教養を深める活動は、無くても生きていけるため不要不急と判断されるでしょう。
しかし、あそびが無いと、教養や人とのコミュニケーションを身に付けることが困難です。
ところで、あそびと聞くと、大勢で遊んだり趣味の時間を持つことと考えがちです。
しかし、何もしない時間もあそびと言ってもよいのではないかと思います。
私は独立開業して個人事業主(フリーランスのようなもの)となりましたが、個人事業主になったからこそあそびの時間、何もしない時間の必要性を感じます。
特に、新しいことを始めるとき、まず、新しいことを始めようと思い付くことが重要です。
最近ですと、YouTubeを再開したきっかけは、大学時代の友達とZOOMお茶会をしているときに、私が友達に「動画やらないの?」と質問したことがきかっけです。
その友達はネットや通信に詳しく、ブログのサイトをいくつか運営していたので、だからこそYouTubeにも進出したらどうか、という意味で言いました。
友達にYouTubeを推めておいて、自分がやらないというのもおかしいかと思い、まずは私がYouTube始めようと思い付きました。
何もしていない時間(あそびの時間)に思い付いたことです。
何もしない時間に何か考えたり思い付くことがあるので、独立開業した方こそあそびの必要性に気付いていただきたいと思います。
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