プレゼントでもらった高級車やマンションが、自分の物になっているか調べる方法
税理士 平林夕佳
今までもらったプレゼントで、一番高いプレゼントをテレビで言う人がいますが、所有権が自分にあるか確かめる方法。
今までで一番の高額プレゼント
プレゼントをもらう機会が多い職業の方が、テレビのバラエティ番組で
「今までもらったプレゼントで、一番高額だったものは何か」と質問されていることがあります。
よく、高級車やマンションなど、ウン千万円はするプレゼントをもらったと発言しているのを見ます。
余談ですが、たとえその「プレゼント」が誕生日のお祝いとしてもらった物でも、常識から外れた高額なお祝いは贈与税の対象です。
ウン千万円のプレゼントを受け取ったとして、まじめに申告していれば、贈与税として納める税金は、プレゼント代金の半分くらいの納税額となりますね。
正直なところ、もらう側で納税額分のお金を持っていないと、うかつに高額なプレゼントをもらうのはリスクがあるのです。
想像できないほどお金持ちの方から、高級車やマンションなど、〇千万円単位でプレゼントをもらうことがあるかもしれませんが、一般的にはローンを組んで買うような物が「プレゼント」された場合、所有権が自分になっているのかどうかは、怪しいものです。
車のキーやマンションの鍵を渡され、プレゼントだから自由に使っていいと言われたとしても、所有者が自分以外の人ならばプレゼントとしてもらった物とは、言わないでしょう。
高級車もマンションも他人から借りて、自由に使わせてもらっているだけに過ぎないのです。
納税通知書が誰宛に届くかで自分の物かどうかわかる
車やマンションなど、高額な物は「所有者」が明確になっています。
所有者が明確になっていることで、車だと自動車税、マンション(不動産)だと、固定資産税を毎年支払う義務が発生します。
逆に、自動車税や固定資産税の納税通知書が自分宛に届かない場合、車やマンションの所有者は自分ではない可能性が高いです。
不動産なら登記簿謄本
納税通知書が自分宛に届かなければ、所有者は自分では無い可能性が高いです。
納税通知書以外で調べる方法として、不動産の場合、登記簿謄本で確かめる方法があります。
登記簿謄本の甲区に所有者の名前、住所、登記の目的、取得年月日、そして取得原因が記載されています。その欄に自分の名前が記載されていなければ、登記簿上は、自分の物ではないということとなります。
実態として自分がもらった物だと証明できる場合は、単に登記の手続きが済んでいないだけとなります。
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