年末調整のしかた、国税庁が年末調整を動画で詳しく解説
税理士 平林夕佳
2020年10月5日配信の国税庁のメールマガジンで、「年末調整がよくわかるページ(令和2年9月30日)」について記載がありました。
国税庁がメールマガジンを配信
税金ってなんでこんなに複雑なの?もっとわかりやすく教えてよって思う事はありませんか?
しかも税法は、憲法と違って毎年変わるので、5年前、10年前の税法から知識がアップデートされていないと、間違った解釈のままになってしまう可能性があります。
例えば今年の10月1日に第三のビールの酒税が上がるため、9月下旬頃からケースで買い貯めする人がたくさんいました。
酒税の税率変更を知らなかった人は、10月1日になって初めて「第三のビールが値上がりした」ことに気付くのです。
心の中で「もっと早く教えてよ」って、私なら思いますが、
税金の、もっと早く知っておきたかったを解決するために国税庁が「メールマガジン」を発行してます。
毎週月曜日の朝、新しいトピックや税の時事ネタ(今なら年末調整など)について、お知らせのメールが届きます。
↑2020年10月5日配信の国税庁メールマガジン(一部抜粋)。
経理担当者の方は、メールマガジンの登録しておいても良いかもしれません。
↑国税庁,『新着情報・メールマガジン配信サービス』。
私の使い方は、箇条書きで項目が表示されているので、ホットな税の話題をメールマガジンで拾ってます。
国税庁が年末調整のしかたを動画で解説
毎年この時期になると、「年末調整のしかた」が源泉徴収義務者に対して送付されます。
年末調整のしかたと一緒に、年末調整と法定調書の作成について、会場に集まって税務署(国税庁?)の職員の方が説明会を開いて下さるのですが、
今年からは動画配信による年末調整の説明会に変わりました。
国税庁のメールマガジンにも記載がありましたが「年末調整がよくわかるページ」に集約されています。
年末調整の動画、書類の書き方から計算のしかたまで
国税庁が公開している年末調整の動画は5分から10分程度のものが12個、項目ごとにアップされています。
時間が空いた時に、サッと確認するのにちょうど良い時間になってます。
年末調整の留意事項から、国税庁が提供する年末調整用のソフトを使って年末調整を完結させるところまで解説されているため
この手順で進めていけば、完璧ということです。
動画はよく作られていて、これを見ながらやればOK!ですが、給与計算や確定申告の仕事をしたことが無い、という方に対しては専門用語でつまずく可能性があります。
私は「(4)「給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」の記載のしかた」を視聴してみました。
「給与所得者の基礎控除等申告書兼…申告書」は、合計所得金額によって基礎控除が変わると話が始まるのですが、
「合計所得金額が…」と突然言われると、総所得金額?合計所得金額?どっちだったっけ?となるのです(合計所得金額、総所得金額、総所得金額等について、富田林市のホームページに概要の説明があります)。
逆に、専門用語を調べながら視聴できるため、税法の理解が深まると思います。
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