春風亭一之輔 独演会 @三鷹市公会堂 光のホール。2025.10.19
by 税理士 平林夕佳
春風亭一之輔 独演会
春風亭一之輔さんの独演会で、三鷹市公会堂(光のホール)へ。
ところで、三鷹市のホールでピンときた人がいるかもしれません。
そうです、2025年1月と8月に開催された「喬太郎みたか勉強会」で、三鷹市芸術文化センターに行った事がありました。
ところで、春風亭一之輔さんの落語は2024年12月に「一之輔一門会 @ばばん場」で聞いたのが初めてです。
その時は、特に落語ファンという訳ではない友人が「一之輔が面白い」と言ってたのを思い出したのがきっかけです 。
友人から聞いて気軽に行ってみただけでしたが、春風亭一之輔さんはものすごく面白い。
人気落語家で忙しいと思いますが、忙しい合間を縫って勉強されていることも伝わる落語をご披露されます。
そんな訳で、ばばん場以後、春風亭一之輔さんが高座に上がる落語会や演芸ホールには、日程が合えば行くようになりました。
ところで私と三鷹市は縁がないため、開催場所が三鷹市公会堂 光のホールと言われても場所がわかりません。
しかし、イベントホールなので駅から近いだろうと油断していたところ、三鷹駅から徒歩30分かかることが判明。
三鷹駅からバスでも行けるようでしたが、散歩がてら徒歩で行くことにしました。
三鷹駅前の通りはお店が多く、賑やかです。
そしてしばらく歩くと住宅街に入ります。
住宅街の中にも生産緑地があり、農業経営者がいる様子。
相続税の財産評価で土地の評価をするせいか、つい土地が気になってしまいます。
三鷹市公会堂 光のホール
さて、三鷹の景色を眺めながら歩いていると、三鷹市公会堂 光のホールに到着。
今日の座席は、「1列目7番」、しもてブロックのセンター寄りの通路から3つめの席。
サイドブロックの最前列だと、ステージ上の演者の顔が見えにくい事があります。しかし、三鷹市公会堂 光のホール は、高座がステージの奥に設置されていたせいか、一之輔さんの表情もよく見えました。
落語は劇ではないため、顔は見えなくても問題ないと思う人がいるかもしれません。
ところが、落語は表情の細かい動きで登場人物を分けることがあります。そのため、表情が見える席を選ぶのは重要です。
とは言え、三鷹市公会堂は、どの座席に座ってもステージがよく見えるような設計です。
春風亭一之輔 独演会、印象に残ったポイント
さて、この日の出演者と演目です。
古典落語が3話、新作落語が1話でした。
古典落語でも、春風亭一之輔さんは「現代の言葉」を挟んでアレンジするのが面白いです。
そのアレンジで特に印象に残ったのが「味噌蔵」。
味噌蔵の主人、赤螺屋吝兵衛が留守をしている間に、奉公人たちが食べたことがない美味しい料理を食べて贅沢しようという話です。
つまり、ケチな主人、吝兵衛の留守中に、奉公人たちが革命を起こすのです。
そして奉公人の1人がマルセイユ出身という設定。
そのマルセイユ出身の奉公人が革命の歌を歌うという、古典落語にフランス革命を思わせる話が出る意外性。
そして、贅沢な食べ物では、番頭さんの「かつ煮」の思い出。
8歳で奉公に出される日の前日、父親と井泉で食べたカツ煮が一番のご馳走。
ここで登場する「井泉」は、一之輔さんの1席目のまくらの時に、さらっとお話されていました。
まくらで、「次に出る柳家やなぎさんと言えば、とんかつの井泉のロゴに似てて…」と、井泉の豚のロゴのマネをしていましたが、
1席めのまくらで話したことが、味噌蔵で繋がりました。
何度も聞いた古典落語でも、春風亭一之輔さんのアレンジが加わり初めて聞く落語になります。
常に新しい物を届けようとする一之輔さんの努力を感じ、また全力で笑った一日となりました。
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